負けるとわかっていても、挑むのだ。
だって、ヒーロー陣営に戦いを挑んでいるんだもの
ただ、彼らは逃げない。
何度でも戦いを挑み、ボコボコにされる。
それが役割だとわかっているから。
* * * * *
マゾヒズム:性的倒錯の一つ。異性に打たれたり虐待されたりすることによって、性的快感を覚える。被虐症。
本日は、全くジャンルの違う3作品から、
マゾヒズムの境地を極めたキャラクターを紹介します。
【筆者・喜多の自己紹介】あらゆるジャンルの記事を書くブロガー・小説家。国家公務員、経営者団体を経て、現在は営業マン。座右の銘は「人生は喜劇!喜怒哀楽全てエンタメに昇華!」
エントリーNo1 赤星栄介(コンフィデンスマンJP)
コンフィデンスマンJP プリンセス編のネタバレも含みます!
赤星は本当に、ダー子たちを恨んでいるのか。

公益財団『あかぼし』の会長・赤星栄介(江口洋介)。
表の顔は文化芸術やスポーツの振興、慈善事業に勤しむ名士だが、その裏では経済ヤクザとして暗躍し、日本のゴッドファーザーとも呼ばれる男だった。赤星は何よりも仲間を大切にし、そのファミリーは鉄の結束で結ばれているとも言われていた。
出展 コンフィデンスマンJP フジテレビジョン
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赤星は、ドラマシリーズで何度もダー子たちに騙されて、辛酸をなめた。
そして、今回の映画プリンセス編でも、ダー子たちの前に立ちふさがった。
しかし、今回の赤星の行動は何かおかしかった。
ダー子たちに、トドメを刺さなかったのだ。
そもそも赤星が本気でダー子たちを殺したいなら、
「新しく雇ったナイフの達人」ではなく、自分の拳銃で確実に息の根を止めるだろう。
*
赤星はもしかすると、ダー子たちに騙されすぎて、何かに目覚めたのではないだろうか。
騙されるのを楽しんでいるのか?
それとも、マゾなのか?
やられることに快感を覚えているなら、それはまさにやな感じだ。
「やなかんじ~」
そう、ポケットモンスターのムサシ・コジローの境地だ。
エントリーNo2 ムサシ・コジロー(ポケットモンスター)

出展 ポケットモンスター テレビ東京
ムサシ・コジローは、本気をだせば、サトシたちをひねりつぶせるはずだ。
コジロウの実家は世界有数の大財閥。家出をしているとはいえ、(家出後にチャリンコ暴走族を経て、ロケット団に入団)まだ親の力を借りれば、冒険少年のサトシたちを倒すことは可能だ。
ピカチュウの電撃や強力な攻撃技を受けても平然としていたり、ドククラゲの触手を掴んでそのままぶん投げるなどといった並外れた行動力ある。
メカニックにも長けている。
そんなコジローだが、いつもサトシたちに負けて吹き飛ばされている。
なぜ、彼らは流行りの「倍返し」をしないのか?
それが心地よいからだ。
*
同じように、敗北に心地よさを感じている3人がいた。

出展: ヤッターマン タツノコプロ
実は、タイムボカンシリーズのヤッターマンに登場するドロンジョ様も同じ境地に立っている。
マゾヒズムだ。
ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当であるドロンジョ様。
身長173cm。24歳。
そう、実は24歳。
金銀宝石を愛するドロンボー一味の女ボスだ。
仲間は他に2人いる。
ブツクサ・ボヤッキー。身長168cm。25歳。メカ設計開発・作戦担当。
スタコラ・トンズラー。身長138cm。30歳。怪力担当。
彼らの力を本気で借りさえすれば、
ヤッターマン1号2号に勝てるはずだ。

ヤッターマン1号:高田ガン
父が経営する高田玩具店の一人息子。13歳。一人称は「俺」。
ヤッターマン2号:上成 愛
父が経営する上成電気店の一人娘。12歳。一人称は「私」。
ヤッターマンなんてかっこうつけているが、おもちゃ屋と、電気屋の一人娘なんだぞ。年齢は小学生と中学生なんだぞ。
トンズラーなんて、30歳。ええ年歳したおっさんだ。
本気で彼らを捕縛すれば、倒せるはずなんだ。
しかし、ドロンボー一味は決して勝てない。
いつも犬型のロボットに負ける。
そして、おしおきだべ~と上司に言われて、痛い目に合う。
ドロンジョ様はまさに中間管理職だ。
そんな中間管理職のドロンジョ様は、13歳の小僧に口説かれることもある。
ヤッターマン1号
高田ガン。
彼はドロンジョを捕まえて口説くことが増えたのだ。
ドロンジョ様も24歳の乙女だ。
自分の部下である無能?なおっさんたちより、敵の若いヒーローがよく見えてしまうだろう。
しかし、ガンちゃんは本気ではなかった。
結局ドロンジョ様の心を弄ぶだけ。
ヒロインのアイちゃん(上成愛、電気屋の娘)の怒りを買い、ガンちゃんはお仕置きされる。
結局、ドロンジョ様は遊ばれただけなのだ。
なんてかわいそうなんだ、ドロンジョ様。
※その点、2022年8月よりサンテレビで始まったタイムボカン(ヤッターマンの前身のような作品)の主人公はヒロイン一筋だ。
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*
ダー子のおさかなちゃんにされ、大金を何度も持っていかれる赤星。
サトシたちにカモにされ、毎度毎度ボコられるムサシ・コジロー。
11歳年下のおもちゃ屋の息子に乙女心を弄ばれたり、ボコボコに負けるドロンジョ様。
この3人には、同じ匂いを感じる。
仮面ライダーのショッカーもそうだ。
特撮ヒーローに出てくる噛ませ犬的な敵もそうだ。
ウルトラマンに出てくる怪獣もそうだ。
彼らは、たぶんわかっている。
「俺らは、私たちは、は99%負ける」、と。
だって、ヒーロー陣営に戦いを挑んでいるんだもの
ヒーロー陣営だって、いつも正しいことをしているわけではない。
ただ「物語」の中では、ヒーロー陣営が勝利するように相場が決まっているのだ。
だからといって、彼らは戦いを挑むことを辞めない。
負けるとわかっていても、挑むのだ。
それが役割だとわかっているから。
ああ、なんだろう。
1993年生まれの私は、28歳にして、負ける側の人物の感情がわかってきた…
みんなで賛辞を贈ろうではないか。
負けてしまうキャラクターたちに。
ぜひ、物語の枠を超えて、飲み会でもしてもらいたい。
参加メンバーは、
ショッカー
ドロンボー一味
ロケット団員
怪獣
赤星…
半沢直樹の大和田常務も誘ってやればいい。
楽しそうな飲み会じゃないか!
「ヒーローたちに負けちゃう飲み会」
みんなに、幸あれ!!!
貴重な時間を使って読んでいただき、誠にありがとうございました!
当ブログ「徒然道草」は「人生はRPGゲーム。喜劇も悲劇も道中を楽しむ。全てエンタメに昇華し面白き世へ!」という意気込みで運営しております。
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